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【2024年度版】安全衛生委員会のネタ切れに困っていませんか?月ごとのテーマ例をご紹介

  • 産業保健
更新日: 2024.05.10
【2024年度版】安全衛生委員会のネタ切れに困っていませんか?月ごとのテーマ例をご紹介
この記事を書いた人:ワーカーズドクターズ編集部

産業保健に関する情報を幅広く発信。産業医業界で10年以上、約1,250ヶ所の事業場の産業保健業務サポートをしているワーカーズドクターズだからこその基礎知識や最新の業界動向など、企業様の産業保健活動に役立つ情報をお届けします。

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従業員が安全で健康に働くことができるよう、毎月開かれる安全衛生委員会。毎月開催することが義務付けられているため、そのネタ探しに困っている方もいるのではないでしょうか。どうしてもマンネリ化してしまうと悩む方もいるでしょう。実際にどのようなネタを選べばよいのか、今回は、月ごとのポイントや年間でのテーマ案をご紹介します。

安全衛生委員会についての概要

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労働安全衛生法では、安全衛生委員会を月に1回以上開くよう定められています。安全衛生委員会で調査審議されるべき事項は、基本的に「労働者の危険を防ぎ、健康障害を防止するための基本的な対策」や「労働者の健康を維持・増進を促進するための基本的な対策」に関することなどとされています。

具体的には、安全委員会では労働災害の原因と再発を防止するための対策を審議しなければなりません。また、衛生委員会では従業員の健康障害を防ぐための対策や、健康増進のための対策などを審議しなければならないのです。なお、安全衛生委員会では、これら両方の内容を議題に挙げることが必要です。

安全衛生委員会のテーマ選びのポイント

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それでは実際に、安全衛生委員会ではどのようなテーマを選ぶとよいのでしょうか。具体的なテーマ例をご紹介します。

季節ネタ

まずは、季節に関するネタが挙げられるでしょう。安全衛生委員会は毎月開かれるため、その季節に合わせたネタを選ぶのもおすすめです。

たとえば、7月は熱中症にかかる人が増えてくる時期なので、熱中症の予防と対策がテーマとして考えられます。委員会で審議した熱中症予防の対策を従業員に知らせたり、環境整備を行ったりすることで、従業員の健康の保持につながる効果が期待できるでしょう。

季節ネタは毎年同じようなテーマになってしまうことも多いですが、そういった場合はテーマの方向性を変えてみるといいでしょう。

時事ネタ

次に時事ネタが挙げられます。世の中で注目されているような話題を選ぶこともおすすめです。

たとえば、2024年4月からトラックドライバーにも時間外労働の上限規制が適用されるようになることで、物流業界や消費者に大きな打撃を与えることが危惧されている「2024年問題」があげられます。

ニュースなど、さまざまな情報に敏感にアンテナをはっておくことをおすすめします。日々さまざまな話題がありますが、時事ネタを選ぶときは、自社と関係のあるような話題を選ぶようにしましょう。

労災事例

建設や工場関係の作業場での安全衛生委員会のテーマとして、労災事例を取り上げるのも有効でしょう。特に勤務中の事故が起こりやすい仕事といえるので、労災関係の事例をネタとして取り上げて注意喚起することもおすすめです。

社内で起きた労災の事例をテーマにする際は、個人が特定できてしまう内容にしないように注意が必要です。

安全衛生委員会の年間テーマのスケジュール例

前項のようなポイントを踏まえ、年間スケジュールを考えてみましょう。

1月 ・メンタルヘルス対策
・リモートワークと健康
2月 ・生活習慣病の予防
・ワークライフバランス
3月 ・花粉症対策
・食生活と健康
4月 ・ハラスメント防止
・新入社員の健康管理
5月 ・運動と健康
・禁煙対策
6月 ・睡眠と休養
・福利厚生の利用促進対策
7月 ・熱中症予防
・飲酒マナー
8月 ・食中毒の予防
・社内コミュニケーション活性化
9月 ・慢性頭痛対策
・交通事故の予防
10月 ・長時間労働の防止
・転倒災害の防止
11月 ・感染症の予防
・健康診断の事後措置
12月 ・腰痛対策
・脳疾患の予防

2024年の安全衛生委員会のテーマ例

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2024年の安全衛生委員会で取り上げるべきテーマ例をご紹介します。最近は新型コロナウイルス感染症の流行も、一時期よりも落ち着いたといえるでしょう。マスクをしない人が増えたため、インフルエンザといった季節性の風邪への対策は、今後ますます重要となっていくことが考えられます。

そのため、これら季節性の風邪対策を取り上げるのも有効でしょう。また、リモートワークがある職場であれば、メンタルヘルスや日々の健康管理も、従業員の健康を守る上で重要なテーマになるといえます。

安全衛生委員会のテーマ決めは担当制にしてみる

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安全衛生委員会のテーマ決めを同じ担当者が行っている場合が多いと思いますが、同じ担当者が考えているとネタ切れを起こしやすくなります。

そのため、テーマ決めを当番制にするなど、同じ人だけが考えない仕組みを作ることで、新たな視点やアイデアが生まれ、ネタ切れやマンネリ化を避けることができます。

また、安全衛生委員会は企業が主導で実施すべきものですが、産業医に意見を求めてみるのも1つの手です。従業員が健康に働き続けるために、職場の環境整備など日々さまざまな取り組みを行っている産業医の意見も参考にしてみてください。

まとめ

月に1回開催しなければならない安全衛生委員会では、テーマがネタ切れになってしまうと悩む方もいるでしょう。そんなときは、季節ネタや時事ネタを取り入れることもおすすめです。ニュースなどで何が話題になっているか、アンテナをはっておくようにしてください。また、当コラムでも産業医監修のテーマサンプル集がダウンロードできますので、是非ご活用ください。

▼資料ダウンロードはコチラ
【産業医監修】衛生委員会テーマサンプル集(12か月分)

公開日: 2024.04.12
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